サカイ引越センターのコマーシャルに学ぶべきもの


1990年代はバブルがはじけ、不透明で予測がつかない時代と言われ、今までと同様に他人と同じ事をやり、コストや生産性など経営効率だけで勝負できる時代ではもはやなくなってきています。各企業はこの様な背景を受け、徹底的に無駄を省き機能の絞込みを行い、リストラを進めています。中には経営コスト削減の必要に迫られ、リストラクチャリングに名を借りた安易な人員削減により、経験豊富で有能な人材・知識が流出し、逆に深刻な打撃を受けている企業さえ見受けられます。

最近では、ナレッジ・マネジメント(KM:knowledge Management)やカストマリレーションシップ・マネジメント(CRM:Customer Relationship management)やオープンアーキテクチャ戦略という経営手法が企業で脚光をあび始め、あたかもこの波に乗らないと企業は生き残れないという風潮になってきています。これらの考え方は何も企業やそこに属している人達だけに対する考え方ではなく、個人その者がしっかりとした認識をもっていなければ何の役にも立ちません。あえて言えば、最低限自分の給料・食いぶちは自分で稼ぐという気迫がなければ生き残っていけません。何となく給料をもらっているというサラリーマン根性を持った人間(経営者や従業員を含め)はどんどん切り捨てられて行ってしまいます。

しかし、KMやCRMといった考え方自身は何も新しい考え方ではありません。皆で知恵を出し合い、その知恵を共有し、そこから生み出される新しい知恵やエネルギーを持って、大きな価値、最終的には利益を生み出しましょうという、しいて言えばお互いが『当たり前の事をきっちりやる』という商売の基本原則そのものに他なりません。テレビコマーシャルではありませんが、サカイ引越センターのコマーシャル『サカイー・安いー・仕事キッチリ・仕事キッチリ』はとても上手くそれを表現してると言えます。理論的に言えば、商売の基本原則に関するパラメータや環境変数を系統立てて洗い出し、人間の知恵を付加し、それを今のIT技術を有効利用して利益に結びつけようとするビジネスモデルと言えます。そう考えるのは私だけでしょうか?

【サラリーマンとビジネスマン】
ある本を読んだ時にサラリーマンとビジネスマンは似たような使われ方をしているが実は意味合いは違うと言っています。サラリーマンは組織にぶら下がっていて人間関係で苦労しており、自分の運命を自分で動かせないという悲哀感と哀愁を持っており、一方ビジネスマンという呼称は能力・契約といった意味合いが強いと。あなたは「できるビジネスマン」と呼ばれたいか「できるサラリーマン」と呼ばれたいですか? いや私は「スペシャリスト」だ、いやいや私は「ゼネラリスト」だという声もどこからか聞えて来そうですが(^^) 。

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